こんにちは☺︎
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
前回の記事までで、私の子ども時代のことをお話しました。
今日は大学から看護師時代、そして今、子育てをしながらヨガを伝えるに至った経緯をお話します。
憧れの看護師に〜大学病院での学び〜
高校で進路を考え、看護学部を選びました。子どもの頃にナースのお仕事というドラマを見てからなんとなく看護師に憧れていましたが、誰かの助けや癒しになりたいという思いをカタチにしたいと思いました。
大学の授業や実習はどれも大変だったけど、本当に興味深く、素晴らしい先生方や同期にも恵まれました。「看護師は医者のお手伝い」みたいな古い考えもまだ残っている時代に、看護は実践の科学であり、アートであるという教えはとても勇気づけられました。
私が勤めていた大学病院は、チーム医療の概念を大切にしていて、職種の垣根をこえて、一人の患者さんを多方面から支える医療の形を学びました。看護師は患者さんの心や体だけでなく、家庭環境や仕事、宗教や価値観など、全人的に患者さんを捉えて問題点を見つけ出します。切り離さずに全て繋がっていると捉える見方はヨガにも通じていると思います。
がんの患者さんと関わる病棟だったので、最期の場面にもたくさん立ち合いました。痛みや苦しさをとることはもちろん大切だけど、それだけが医療ではなく、死を前にしたスピリチュアルな辛さがあることを患者さんから学び、その辛さを癒すことが一番難しいと感じる日々でした。
(そして、その答えにはヨガを通して近づけるかも知れないと今感じています。)
結婚、そして移住へ
大の仲良しの先輩の紹介で、旦那さんと出会いました。
好きな漫画や小説が一緒だったことと、穏やかで自然体なところが素敵だなあと一目ぼれしました。
1年くらいお付き合いをして結婚へ。まだまだラブラブで浮かれていたので、いずれ地元(日本海側⛄️)に帰るという話も大して気にもとめていませんでした(あとで聞いたら、家族や友達はとても心配していたそうですが…)
ところが、結婚してすぐに地元に帰ることに💦
10年後くらいかと思っていた…
そんなこんなで、神奈川県から出たこともない私。旅行でも行ったことがない、それまで地図でどこにあるのかもわからなかった、日本海の地に降り立つこととなりました。
環境の変化でダウン〜コロナ禍の出産も
移住してからは環境の変化で、思っていた以上に心を折られることの連続でした。
友達ゼロ、初めての雪道運転、日照時間がものすごく少なくて冬はずっと灰色の空。これだけで十分ホームシックになれるのですが、総合病院でパートで働き始めたら、多忙な上に、これまで出会ったことがないというレベルのお局様がウジャウジャ(涙)スタッフの意識や体制など、色々な面でのギャップがどうしても受け入れられなくて、葛藤し、もがきながら働き続ける日々でした。
当時、唯一の気分転換が、神奈川県にいた頃から続けていたホットヨガでした。その時間だけはすごく癒されて、またなんとか頑張れる、そんな感じでした。
それでもストレスは大きくて、毎日イライラしたり、落ち込んだり。そんな私を見て、旦那さんも辛かったと思います。
そんなこんなで、移住して5年ほど経ち、ちょうどコロナ禍に入る頃に、不妊治療を経て娘を授かりました。
コロナ禍での初めての妊娠、出産は不安と緊張でいっぱいでしたが、元気に産声を上げてくれた娘には本当に感謝しています。
苦しかった日々を経て、ヨガを学ぶ道へ
娘は真冬に生まれ、まだコロナも不安な時期だったので、数ヶ月間は本当に引きこもりの生活でした。娘は可愛くて仕方なかったけど、全然寝なくてよく泣くタイプだったので、1日中ずーっと抱っこ。肩はパンパン。混合授乳だったので、体重の増えも気になって、気持ちが休まらない。肩の力が少し抜けて、子育てを楽しめるようになるまでは時間がかかりました。
1歳の誕生日に職場復帰してからは、本当に朝から晩までバタバタの日々が始まります。復帰と同時に部署も変わってパワハラ医師の外来担当になり、休憩も取れないくらい忙しいのに、怒鳴られるわで、もうわけがわからずに1年が過ぎました。今振り返るとよく続いたなと思うのですが、判断もできなくなっていたのだと思います。
出産前からずっとですが、旦那さんにもイライラをぶつけてしまったり、心配をかけ続けました。
その頃に、コロナや妊娠をきっかけに行けなくなっていたホットヨガをまた始めることに。週に一度通うだけでなく、早起きしてYouTubeを観ながらちょこちょことヨガをするようになったら、気持ちが前向きになって生理痛なども良くなり、調子が良い感覚が出てきました。
これまで、特に移住してからいろんな環境の変化でストレスを感じて大きく揺れ動いていた自分の気持ちを整えるためにヨガが助けになってくれるかも知れない、そんな感覚がありました。
そんな中、スタジオで素敵なヨガの先生と出会い、その先生の師匠のものとでRYT200を受講することに決めたのです。
最初の講義で、ヨガの目的は解脱に至ることなんですよと言われ、本当に救われたような、私の感覚は間違ってなかったと思ったのを今でも覚えています。
《ヨガ》をはじめてみませんか?
感謝して、今を大切に生きる決意
最初は自分自身の心身を整えるために、ヨガを学び始めましたが、
これまで思っていたよりも遥かに、とてもとても奥深いヨガの世界に気づくにつれ、ヨガの良さを一人でも多くの方に知ってほしい、そんな気持ちが大きくなり、
公民館などでヨガクラスをしたり、SNSを通してヨガやキッズヨガのことをお伝えしたり、看護師の仕事と並行して活動を開始しました。
1年間ほどは両立していたのですが、あれもこれもと心が忙しくなっていたり、時間に追われて家族とゆとりを持って過ごせていないことを苦しく感じている自分がいることにやっと気づきました。
過去の記事にあるように、娘にもストレスがかかっていたし、私自身もしんどくなっていたのです。
これでは本末転倒、なんのためにヨガを学び始めたんだっけ。そう自問自答し、やっと自分の本当の声を聴いて、本当に大切なものを大切に生きる選択をしようと、病院を退職する決断をしました。
最後に
こうして、今、新しいスタートを切ったばかり🌿
確かなものは、今この瞬間しかありません。
今があることに感謝をして、子育ても、人生も、これを読んでくださっている皆さんと一緒に、楽しみたいと思っています。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました🙏

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